歯周病でお困りの方へ
歯周病に即効性のある治療を行っています。
なかなか治らない、時間がない、などお悩みの方はご相談ください。
歯周病と全身疾患のかかわり
歯周病は細菌が原因となり、歯を支えている骨を破壊してしまい、歯肉が腫れたり、出血、そして歯がグラグラするなどの症状を主とする病気です。さらに、歯周病が糖尿病、心臓血管系疾患、低体重児出産、早産、呼吸器疾患、骨粗鬆症などの全身的な疾患と関連があることがわかっています。当院では以上のことから歯周病の予防ならびに治療に力を入れ治療を行っています。
早産・低体重児童 | 歯周病が引き起こす早産による低体重児出産 歯周組織から分泌される炎症性サイトカインやプロスタグランジが、子宮の収縮を促進して、早産になりやすくなると考えられています。 |
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肺炎 | 口腔内を清潔に保つことが肺炎予防に 高齢、認知症で脳血管障害、手術後などの状態では嚥下反射と咳反射が低下して、誤嚥を生じ、歯周病原因菌やその他の口腔内細菌が肺に感染して、誤嚥性肺炎を発症するリスクが高くなります。 |
骨粗鬆症 | 歯周病と骨粗鬆症 女性、特に閉経後の女性に多く見受けられる骨粗鬆症。骨粗鬆症は歯槽骨を含む顎骨の骨密度を低下させ、歯周病に羅患している場合には歯槽骨吸収がより進むことがわかっており、歯周病の進行リスクになることが指摘されています。 |
メタボリック シンドローム・肥満 |
炎症性サイトカインの歯周病への影響 内蔵脂肪型肥満の脂肪細胞では、炎症性サイトカインの分泌が増加することがわかっています。この炎症性サイトカインの影響で歯周病が進行するすると考えられます。炎症性サイトカインの分泌が多い状態が続くと免疫システムのバランスがくずれて、歯周病にかかりやすくなると考えられています。 |
喫煙 | 喫煙は歯周病の最大のリスクファクター 喫煙者は、歯周病の発症や進行のリスクが高まります。これは、歯肉の血流の低下、歯周組織の慢性的な低酸素状態、活性酸素の増加などにより免疫機能が低下し、歯周病原因菌の歯周ポケットでの定着・増殖を促進するからだといわれています。 |
動脈硬化・心臓血管疾患 | 心臓血管疾患のリスクを高める歯周病 歯周組織の炎症や血流に入った歯周病原因菌の内毒素が、動脈硬化の進行に関与するためだと考えられています。 |
糖尿病 | 歯周病と糖尿病の相互関係 歯周病は糖尿病の合併症です。一方、歯周病も糖尿病へ影響を及ぼすと考えられるようになってきました。糖尿病患者の歯周病を治療することで血糖コントロールが改善し、血中HbA1G濃度がおよそ1%低下するとの報告もあります。これは、歯周病原因菌の減少や歯周組織の炎症の改善により炎症性サイトカインが抑制されて、インスリン抵抗性が改善されるためだと考えられています。 |
歯周病予防について
健康を保つためには、歯周病予防が大切です。
歯周病は「歯周組織における慢性的な細菌感染症」ですが、最近の研究により、原因菌やその毒素、炎症性物質が血管を通じて、患部から全身に影響を及ぼすことが明らかになってきました。また、一方では糖尿病や骨粗鬆症が詩趣病の進行をはやめることもわかってきています。
歯周病を単なる口腔疾患としてではなく、全身のリスクファクターとしてとらえて、歯周病予防に取り組むことが健康維持には重要です。
歯並びが悪い人。 | → | ブラッシングしにくく、プラーク(歯垢)が取れにくくなります。 |
やわらかいもの、甘いものばかり食べている人。 | → | 細菌が繁殖しやすくなります。 |
口で呼吸する癖のある人 | → | 口の中が乾燥しやすくなるため、細菌が繁殖しやすくなります。 |
歯ぎしりをする人。 | → | 歯の根をゆるがして歯の根に負担がかかり、歯周病を悪化させます。 |
睡眠不足やストレスがたまっている人。 | → | 免疫力の低下により悪影響を与えます。 |
たばこを吸う人。 | → | 歯周病の悪化する確率が非常に高くなります。 |
糖尿病などの全身疾患を患っている人。 | → | 体の抵抗力を弱め、歯周病を悪化させます。 |
歯周病の予防方法
- 年2~3回程度の定期検査で最初に行った診査と同様の検査を行い、進行の状況をチェックし、クリニックで歯のクリーニングを行い、プラークや歯石がつきにくいように歯を専用の機械にて磨いていきます。
- プラークや歯石のチェックを行いホームケア-の指導を行います。
当院では歯科衛生士がPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)を行います。定期的にPMTCを行うと歯周病感染リスクを大幅に低減することが出来ます。お気軽にご相談ください。 詳しくは予防歯科のページをご確認ください。