インプラント
歯の抜けたところにインプラント(人工歯根)を埋め込み、人工の歯をその上に取り付ける治療法です。埋め込まれたインプラントは、骨と結合してしっかりと固定されます。 インプラントの上に取り付ける人工の歯も、患者様に合わせて1本づつ作るので、噛みごこちも外観も天然の歯とほとんど変わりません。
インプラント専門医による治療
医療の質や安全性を重視する患者様へ 市ヶ谷歯科クリニックでは、日本口腔インプラント学会専門医の認定を受けた院長はじめ、インプラントの専門医による治療を受けることができます。安全な手術環境や新たな医療設備・サービスを整え、質の高いインプラント治療をご提供しております。
さらに、米ペンシルバニア大学、米ハーバード大学が主宰するインプラントコースを受講し、海外の歯科治療法による認定医の資格も取得しています。
米ハーバード大学にて
インプラントコース修了
米ペンシルバニア大学にて
インプラント歯周病コース修了
インプラントとブリッジ、入れ歯との比較
ブリッジは歯を削って固定式にする必要があります。
入れ歯は、噛む力が健康な歯の30~40%程度に。バネにより隣の健康な歯へ大きな負担も与えます。
さらに安定感に劣るため食べ物が噛みにくいばかりか、発音や発声にも支障をきたします。
隙間にカスが挟まりやすいため、虫歯や歯周病、口臭に悩むことも。審美的にも劣ります。
1)歯の働きがよみがえる | 自分の歯と変わらない感じでしっかり噛めます。 |
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2)見た目が自然で美しい | 色も形も、自分の歯と見分けがつかなくなります。 |
3)自信や積極性が回復 | 見た目も若返り、外食や旅行も心配なく行けます。 |
4)自分の歯の保護 | 他の歯に金具をつけたり、 隣の歯を削ったりしなくてすみます。 |
5)お手入れが簡単 | 他の歯に金具をつけたり、 隣の歯を削ったりしなくてすみます。 |
更に詳しく違いを見てみると
入れ歯は
- 1. それを支えるためのバネのため歯をほんの少し削るだけでできますが、取り外しが必要です。
- 2. 欠損部の歯肉の上に装着するので、噛む力が天然の歯の30~40パーセント程度です。
- 3. バネにより隣の健康な歯牙に負担がかかりやすくなります。
- 4. 大きさがブリッジやインプラントと比べると大きく異物感が強く発音や発声に支障をきたすことがあります。
- 5. 材質がプラスチックなので色素や臭いつきやすくなったり、隙間にカスがたまりやすく虫歯や歯周病口臭に悩むことになります。
- 6. バネが目立ったり他の部分の歯茎との段差ができ審美性に劣ります。
ブリッジは
- 1. 固定式となり取り外しをする必要がなく、作る材料によっては審美的に優れています、、しかし、健康な歯であっても周りの歯牙を削らなければなりません。
- 2. 土台となっている歯のどこかが悪くなるとブリッジを撤去しなければならなくなります。
インプラントは上記の利点がありますがその他
- 1. インプラント体を埋入した後、4カ月から6カ月以上、骨がインプラントの周りを確りと支えるようになるまで待ちます。しかし、その間は診療所に来る必要はありません。
- 2. 外科的治療するので患者様の安心、安全のため、健康状態など診査診断に時間をかけます。
- 3. 全身疾患を有する人や欠損部の骨の状態によりインプラント治療ができない方もいらっしゃいます。
ご相談ください
インプラント治療の流れ
1回目 インプラント手術 | |
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歯ぐきを開き、顎の骨に、インプラントと同じ大さの穴を形成します。 しっかり固定するようにインプラントを入れ、歯ぐきを閉じます。 |
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治癒期間 (3ヶ月~6ヶ月) | |
インプラントに力をかけずに、治癒を待ちます。 数ヶ月で骨とインプラントがしっかりと結合します。 |
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2回目 インプラント手術 | |
インプラントが骨と結合したら、人工歯を取り付けるための部品を連結し、 歯ぐきから露出させます。 |
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治癒期間(2~4週間) | |
インプラントが骨と結合したら、人工歯を取り付けるための部品を連結し、 歯ぐきから露出させます。 |
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仮の歯の取り付け | |
お口の中の型をとり、あなたに合った仮の歯を製作します。 仮の歯でかみ合わせを調節します。 |
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製作期間(1~2週間) | |
歯ぐきの治癒を待ちます。 時間をかけて、きれいな人工歯を製作します。 |
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インプラント完成 | |
天然の歯と見分けのつかない人工歯をインプラントに装着し、 お手入れなどを練習します。 |
インプラントよくある質問
- インプラント治療は痛いですか?
- インプラント手術の際は、通常の歯科治療と同じ局所麻酔をします。
そのため手術中に痛みを感じる事はありません。しかし、時間が経つと麻酔が切れて痛みが出るためその前に痛み止めを服用していただきます。
手術部位の大きさ、部位、また患者様一人一人の個人差により痛みの感じ方に違いがありますが、通常は2,3日の服用で次第に痛みは取れてきます。 - インプラントの費用はどの位かかりますか?
- 骨の欠損の解剖学的形態、骨の緻密度などにより手術のやり方、インプラントの種類、あるいは人工骨などの材料を使用する事により多少の金額の違いが出ます。
当医院では患者様の不安をなくすため金額をきちんと術前にお示しし、患者様の承諾をいただいてから治療を行います。 - 治療にどれくらいの期間かかりますか?
- 治療回数としては少ない(4~6回)ですが、治療開始から終了までの期間としては、インプラントを埋入してから顎の骨が結合するまでには一定の期間が必要です。
通常、治療終了まで下顎では約3~4か月、上顎は5~6カ月かかりますが、埋入した部位の骨の状態(骨の緻密度や形態)、骨の造成などを行った場合は、期間が長くなります。 - インプラントはどの様にすれば長く使えますか?
- インプラントは虫歯になりませんので虫歯で歯を失った方には有効な治療法ですが、歯周病の重度の方はインプラントを支えている骨が影響を受け、天然歯と同じように骨が吸収し支えを失ってしまう場合があります。
そのため天然歯と同様に毎日のお手入れが大切で当医院ではメンテナンスに力を入れております。
また、上物は経年的に他の義歯やブリッジなどと同じように、例えれば、車のタイヤの摩耗の様に減ったり、予期せぬ強い咬合力でパンクの様にかけることがあり、それに対する修理が必要となる場合があります。
勿論それらを事前に防ぐため定期検診を行います。
ちなみに、当医院では17年前から現在の方式のインプラント治療を行ってきておりますが、ほとんどの方が現在使用しています。 - 年齢などインプラント治療が受けられない条件ありますか?
- 基本的に年齢制限はありません。しかし、全身疾患がある方はその疾患の種類、重度により治療ができない事があります。
また、特別な薬(ビスフォスフォネートなど)を服用してる方、歯ぎしり、食いしばりの過度に強い方、ヘビースモーカーなどインプラント治療のリスクファクターとなるので適応にならない場合があります
金属アレルギーのある方に対しては、当医院ではインプラントの種類を揃え対応できるようにしております。
医療面接のときにご対応させていただきます。どうぞ気軽にご相談して下さい。 - インプラント治療やりたいのですが怖いのですが
- 確かに手術という形行いますのでなんか怖い感じがするのは理解できます。
しかし最近のインプラント治療はリスクを極限まで減らすため研究され、特に血管や神経に悪影響を起こさないように、デジタル技術をの応用し治療を行うようなりました。
いわゆるコンピューター ガイデッド インプラントロジーと言われ、3次元的画像診断技術を応用しインプラント体の正確で安全な埋入位置を知ることができます。そして、3次元的画像診断で正確で設計した通りの手術が出来る事で患者様に安心して手術を受けていただけます。
また、審美性が高く、適合清の良い上物を作成することが可能となります。 - インプラント治療後は何に注意したらよいですか?
- インプラントは骨と確りと結合しますが、天然の歯より粘膜との弱いため歯周病に感染しやすいと言われています。
インプラント周囲炎はインプラント周囲の骨吸収をを伴うもので、天然歯と同じように喪失につながる場合もあります。
従いまして歯ブラシやその他の道具を使っての毎日のブラッシングは大変重要です。
更に治療後のインプラントの経過が順調な場合も定期的に当医院でのメンテナンスを受けることをお勧めいたします。 - インプラント治療を使用していての起こりうるトラブルにはどんなものがありますか?
- 上物の一部が欠けてしまったり上物の脱離、上物と連結してるネジの緩みが起きることがあります。
当医院ではそのようなことに早期に対処できるようにしております。
また、ブラッシングが適切でないと周囲の組織が歯周病いわゆる」インプラント周囲炎にに罹患し、インプラントを支えている骨が吸収してインプラントの使用を長期に使用できなくなる場合があります。
それらの事を未然に防ぐためにもメンテナンスに来て頂く事が必要で、何か起こりました時早いうちにお知らせください。 - インプラント治療後メンテナンスはいつ診療所に来ればよいですか?
- 治療終了後インプラントの良好な状態を保つため、定期的な経過観察は大変重要です。
治療後に起こる予期せぬ問題を早期発見し、未然に防ぐために必要です。
症例により3カ月から6カ月間隔で拝見させていただきます。 - インプラント治療に対して何か保証がありますか?
- 当医院ではインプラント治療に関しての保証制度があります。
内容を十分ご確認ください。
更に有料となりますが保険会社が行っている10年保証制度もあります。
どうぞご相談ください。 - 持病があるのですがインプラント治療を受ける事が出来ますか?
- 患者様の持病や健康状態により、かかりつけの内科医などに患者様の全身状態や服薬状況などについて必要な診療情報の提供を受ける場合があります。
それらを踏まえて判断し必要な検査を行う事があります。 - インプラント治療を行う場合どのような検査を行いますか?
- CT撮影を行います。
それは3次元的に顎の骨の内部にある神経や血管の走行やインプラント治療予定部位の骨の状態を正確に分析するためです。
また、必要に応じて、金属アレルギーや血液検査、生体モニターによる検査を行います。